離婚した際に家の名義変更はできる？ローンが残っている場合は？

金沢市・白山市・能美市周辺にお住まいの方の中で、離婚後の家の名義についてお悩みの方はいらっしゃいませんか。
離婚後に不動産の名義を変えることは可能ですが、住宅ローンについては注意する必要があります。
そこで今回は、離婚後に不動産の名義を変更できるかどうかについて紹介します。

□離婚後に不動産の名義を変えることは可能ですが、注意事項があります！

例えば、離婚して夫側が別の場所で暮らすことになった場合、住宅の名義を変えられるかは気になるところだと思います。
実際、住宅ローンさえ完済していれば、手続きを行うことで名義変更を行えますが、登録免許税といった税金の支払いも必要となることを覚えておきましょう。
他にも、名義変更を代わりに行ってくれる司法書士に対しても、一定の報酬を支払う必要があります。

ただし、住宅ローンが完済していない場合だと話が異なります。
住宅ローンと不動産の名義は別物であり、名義を変えても住宅ローンの支払い義務を負う人は変更されておらず、このような状態はあまり現実的な話では聞きません。
その理由としては、住宅ローンは銀行と契約を結ぶことで借りられるローンであるため、勝手に名義を変更すると、契約違反としてローンの一括返済が必要となる可能性もあることが挙げられます。

そこで、住宅ローンが残ったまま離婚した際には、不動産とローンの名義変更を両方同時に行う必要があります。
また、ローンの完済を待ってから不動産の名義変更を行うという選択肢もあるため覚えておきましょう。

□離婚時に不動産の住宅ローンの名義を変えるための手段とは？

1つ目の手段としては「住宅ローンの借り換え」が挙げられます。
これは、新規で住宅ローンを借りることで、残っているローンを完済していくという方法です。
ただし、新規で借りる人の職業がパートや専業主婦である場合には、ローンの審査が通らないこともあるため注意してください。

2つ目の手段としては「連帯債務の変更」が挙げられます。
ローンを共同で返済しなければいけない人のことを連帯債務者と言いますが、この連帯債務者を変更するという方法があります。
ただし、変わってもらうとしても、もともとの連帯債務者と同程度の収入や資産が必要であり、中々見つけることは難しいため、現実ではあまり聞かない話です。

□まとめ

今回は、離婚後の住宅名義の変更について紹介しましたがいかがだったでしょうか。
不動産の名義を変更する際には、住宅ローンの残高には十分注意を払ってください。
不動産の名義変更についてお悩みの方は、この記事を参考にしていただけたら幸いです。