不動産は相続税対策に使える？その理由や注意点をご紹介！

「不動産が相続税対策に役立つ」という話を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、実際のところはどうなのでしょうか。
今回は、不動産による相続税対策について解説します。
少しでも参考にしていただければ幸いです。
 

□相続税対策に不動産が役立つ理由とは？

相続税対策に不動産が役立つと言われている理由としては、主に3つのことが挙げられます。
 

1つ目は、現金を不動産に換えることで、相続税評価額が低くなることです。
亡くなった方の所有していた財産を相続する際、原則として土地や建物の価値は実勢価格よりも安く計算されます。

例えば、1億円で土地を購入した場合、相続財産としての評価額は8千万円程度にまで下がると考えられます。
土地自体の価値が落ちているわけではないため、損をせずに相続税額を抑えられます。
ただし、地域や条件によって節税できる金額は異なるため、注意する必要があります。
 

2つ目は、不動産を賃貸することで、相続税評価額が低くなることです。
不動産を人に賃貸すると、自身での活用の選択肢が限られるため、相続税評価額が下がります。
 

3つ目は、借入を利用することでマイナスの資産を作れることです。
不動産を購入する際に借り入れを利用すると、さらに相続税を節税できる可能性があります。
借入金の資産はマイナス計上されるため、資産全体の相続税評価額が下がり、節税につながります。
 

□不動産による相続税対策の注意点とは？
 

前述した通り、不動産による相続税対策は有効です。
しかし、注意しておくべき点がいくつかあります。
 

＊まとまった資金が必要になる
 

不動産での相続税対策は節税効果が大きいですが、その分投資額も大きくなります。
まとまった資金がないと対策が難しいため、資金に余裕がある人向けの対策だと考えましょう。
 

＊借金をしての対策はリスクが大きい
 

借金をして賃貸マンションを購入することで、相続税を節税するケースがあります。
このようなケースでは、相続税対策ができても、購入した不動産で投資費用を回収できずに借金に苦しんでしまう場合があります。
借金をしてまで不動産を購入するメリットがどれだけあるのか、慎重に検討する必要があります。
 

＊賃貸にする場合はリスクがある
 

マンションを購入して賃貸に利用する場合、あらゆるリスクを考慮する必要があります。
空き部屋や家賃滞納、金利の変動やランニングコストなど、あらゆるリスクが考えられます。
こうしたリスクやランニングコストによって、節税した意味がなくなってしまう可能性もあるため、注意が必要です。
 

□まとめ
 

今回は、不動産による相続税対策について解説しました。
節税効果は大きいですが、それなりにリスクもあるため慎重に検討しましょう。
金沢市・白山市・能美市周辺で不動産に関するお悩みをお持ちの方は、お気軽に当社までご相談ください。